この記事を読んでいるということは、「あなた」は今ラグジュアリーブランドの販売員で自身のキャリアに迷っていますね？長年ラグジュアリー業界に身を置いている筆者なので、キャリア迷子、わかります。なぜなら筆者自身もキャリアに迷い、悩み、都度解決してきたからです。そんな筆者だからこそ、あなたのキャリアの悩みを少しでも和らげることができるはず！
ラグジュアリーブランド販売員でキャリアアップに悩んでいる方には必見の内容となっています。ぜひ最後までぜひお読みください。※この記事はアフィリエイト広告を利用しています。
筆者について
そんな偉そうなことを言っているお前は誰だ、という話ですが、筆者はこんな人間です👇
- 大学卒業後フリーター2年↓
- 国内大手消費財メーカー営業↓
- 外資系超有名ラグジュアリーブランド販売員↓
- 国内有名化粧品メーカー営業↓
- 外資系超有名ジュエリーブランド販売員〜店長
上記ジュエリーブランドで店長を約8年ほど勤め、現在はまたまた別のブランドに転職し、マネージャーのポジションで数字管理や部下の育成に日々邁進しています。
つまり、筆者は、現役のラグジュアリーブランド販売員（管理職）で、業界外、業界内両方からの転職経験者です。そして転職によるキャリアアップと一つのブランド内でのステップアップによるキャリアアップをどちらも経験しています。販売職に限りますが、筆者の経験がキャリアに悩む方の一助になると信じています。
こんな人向けの記事です
この記事は、ラグジュアリーブランドの販売員で、これからのキャリアをどのように積み上げていくか不安な人に向けた記事です。すでにどこかのブランドで販売員をやっている方向けです。
入社して数年たって店内でも中堅になり後輩も入社し、店舗内のヒエラルキーの上層に食い込みたいものの、上が詰まっていてその人たちが辞めるか異動でもしない限り昇進が難しい人。昇進の規程がふわっとしていて、何をすれば良いのかわからない人。そもそもキャリアアップなんて考えていない人。色々な人がいると思います。
自分のキャリアをどのようにしたいか、ある程度まとまっている人も、これから考えるという人も、この記事を読むことによって以下のようなメリットがあります。
- ラグジュアリーブランドの販売員として、どのようにキャリアを積み上げていけば良いかがわかる
- ラグジュアリーブランドの販売員として、キャリアアップするための立ち回り方がわかる
- ラグジュアリーブランドの販売員として、そもそもキャリアアップとは何なのかがわかる
- ラグジュアリーブランドの販売員のキャリアが自分に合っているのかがわかる
以上のほかにも色々な気づきがあると思いますよ。
ラグジュアリーブランド販売員のキャリアアップとは？
話を進める前に、ラグジュアリーブランドの販売員におけるキャリアアップとはどのようなものなのでしょうか。一般的な企業のそれとは何が違うのでしょうか？この記事で解説していきます。
一般的な企業のキャリアアップ
「一般的な企業」の定義はさておき、いわゆる日本の会社のキャリアのステップはこんな感じではないでしょうか。
- 一般社員
↓
- 主任
↓
- 係長
↓
- 課長
↓
- 部長
↓
- 取締役
↓
- 社長
ま、間に課長代理なんてものも存在するでしょうし、社員のためにポジションを作ることもある？みたいですが、一般的にはこのように出世していきます。もちろん全員ではないですし、能力がある人に限られますので、ご理解くださいね。
ラグジュアリーブランド店舗スタッフのキャリアアップ
一方我々のラグジュアリーブランド業界、店舗スタッフのキャリアアップはどのようなものなのでしょうか。一般的には以下のようになります。
- 一般スタッフ（セールススタッフ、セールスアソシエイトなど）
↓
- 上級スタッフ（シニアセールススタッフ、シニアセールスアソシエイトなど）
↓
- マネジメント職（カテゴリーマネージャ、フロアマネージャなど）
↓
- 店長職（ストアマネージャ、ストアディレクター）
↓
- リテールマネジメント職（リテールマネージャ、スーパーバイザーなど）
↓
- 統括マネジメント職（リテールディレクター、シニアリテールマネージャなど）
以上のようにキャリアを積み上げるのが一般的です。また、スタッフやマネージャのタイミングでオフィス職へのキャリアチェンジや、セールスのエキスパート職への転身もできるブランドも多いでしょう。
余談ですが、ブランドによっては店長は長年そのブランドに勤務してきた生え抜きの社員を昇進させるケースも少なくありません。これは社員の会社やブランドへのエンゲージメントや、社内の仕組みがブランド独自すぎて社外からの転職者にはいきなり対応しきれないなどの理由も大きいです。筆者の知る限りではエルメスやルイ・ヴィトンなどは、他ブランドでの店長職からの転職でも一般スタッフやマネージャーからの入社、ということのようです。自分ならできるぜ！と思っても、あまり思い上がらない方が良いかもしれません。
自分のキャリアデザインを考える
あなたがラグジュアリーブランドの販売員であれば、どこかの店舗に属しているはずです。そしてその店舗には店長をトップとした組織があります。つまりラグジュアリーブランド販売員のキャリアプランとは、まずは店舗内（他の店舗でも）でどのポジションを目指すのか、ということになります。
ラグジュアリーブランド販売員のキャリアとは
販売員ならキャリアアップして店長を目指す人が多いかもしれません。筆者は例に漏れず店長職を目指しました。しかし、もちろん「上にあがる」だけがキャリアアップではありません。大切なのは、自分が何をやりたいか、です。その店舗内で何をしたいか、何ができるのか、どのように関わりたいのか、突き詰めて考えることが大事です。
それを踏まえた上で、どのように、どうやってキャリアを積み上げていけば良いのかを下記で解説します。
同じブランドで成り上がる
マネジメントを目指す
同じ会社に長くいれば、その分スキルや知識が蓄積して、また社内の人脈も広がり人事部やリテール部門の上に人たちにも顔が知られるようになります（注１）。また最近はそこまでではないようですが、ラグジュアリーブランドの店長は、2〜3年程度で異動することが多いです。特に首都圏や関西圏など店舗が集中している地域は今も少なくないと思います。どのようなタイプの店長とでも仕事以外のことも気軽に話せるような人柄や話術が必要です。そして指示された業務だけではなく、自分で仕事を創出してさりげなくアピールします。つまり店長に「気に入られる」までいかなくても、この人にはこの仕事任せられる、と思ってもらうことが大事です。そうなれば実力が伴えば店内での昇進はそこまで難しくないでしょう。
また、上長に「異動願い」を伝えておくと、違う店舗で空きが出た時に声をかけてくれます。近隣にお店が数店あったり、家族構成上引越しを伴う異動ができるのであれば、積極的に色々なお店を経験すると良いでしょう。一つの店舗で同じメンバーとしか仕事をしていない人と、色々な規模の店舗を経験して、幅広い人脈を持っている人、どちらがキャリアを伸ばしていけそうでしょうか？さらに、異動のタイミングで昇格することもしばしばあります。「〇〇店のマネージャポジションの話があるんだけど、どう？」と急に異動・昇進の話が来ることも考えられます。実際筆者も引っ越しを伴う異動・昇格の話を、着任日の半月前にもらったことがあります。着任後１ヶ月間ホテル暮らしだったことはいうまでもありません。。
店舗のナンバー２にまでのぼりつめておけば、どこかの店長のポジションがオープンになった時に、リテールのディレクターやマネージャがあなたの実力を知っていて、あなたの店長がちょろっと話を持ち出してくれれば、店長昇進の話が来るかもしれません！真偽のほどは分かりませんが、「人事は飲み会の席で決まる」なんて話も聞くくらいなので、いずれにせよ人脈は大事です。あと実力はもちろんのこと、ですが。
（注１）今のラグジュアリーブランドは各社ホテルなどを借りて店外のイベントを盛んに行っています。なので、顧客を作り店外イベントに誘致しそのイベントで実績をつくったり顔を売ったりする必要があります。
スペシャリストを目指す
いやいや自分には管理職なんて無理だよ、というあなたには多くのブランドで「販売専門職」という役職が設けられています。売上が作れる、顧客が多いなど要件は厳しいと思いますが、セールスのエキスパートとして設定された予算をクリアすれば、多額のインセンティブが支給されることも多いはず。マネジメントではなく、セールスに特化してキャリアを築いていきたい人にはチャレンジしても良いでしょう。
違うブランドに転職する
同じブランド、同じ店舗での手詰まり感を感じたなら、残る選択肢は転職です。ハッキリ言うと、昇進は実力はもちろん必要ですが、「運」と「忖度」も必要です。しかし、上（店舗のマネジメント層）が詰まっていて、その人たちはもっと上の人（ジャパン社のマネジメント層）たちに気に入られているような状況だと、チャンスがないわけではありませんが、昇進は簡単ではないでしょう。
筆者も上記の「引っ越しを伴う異動・昇格」の話をもらう前は何年も同じ店舗で、店舗のナンバー２ではありましたが、手詰まり感がハンパなくありました。そのような時、キャリアアップを狙って転職が頭をよぎるのが人の常。筆者も例にもれずエージェントに登録し何社か紹介され、実際に面接を受けたこともありました。とあるブランドの店長職を紹介されたこともあります。結果的に断ったり、その先に進めなかったりとそのまま在籍をしていましたが。
転職をすることによりキャリアアップの可能性が高まることは事実です。スタッフからマネージャーに、ナンバー２から店長に、そんな転職を目指しましょう。
業界から足を洗う
「足の洗い方」にも2種類あります。
- 販売は天職だと言わんばかりに「ラグジュアリーブランド業界」からは足を洗うものの、ドメスティックファッションブランドや外資のラグジュアリーとまではいかないブランド（←失礼）で活躍を期すパターン。
- 接客・販売はもう結構、と異業界への転職で完全に業界から足を洗うパターン。
- の場合はラグジュアリーはもうしんどい、とかラグジュアリーの看板背負ったら自分出しずらい、とかの理由でラグジュアリーブランドはもう関心がないけど、接客販売自体は続けたい。また自分の実力ならラグジュアリーは厳しかったけど、このくらいのブランドならまだイケる、と思っているとかでしょうか。はっきり言いましょう。甘いです。ラグジュアリーブランドで実力を発揮できない人は、どこに行っても（接客販売業では）実力を出しきれないでしょう。ラグジュアリーだから、とかこのブランドなら、とか言っている内はどこへいっても通用しないので、今の環境でもう少しスキルを磨いた方が賢明でしょう。
- の場合はもう接客販売が自分に合わないと感じたからの結論だと思います。なので止めません。止めませんが、結論、異業種でも簡単には転職はできません。これは筆者も経験があります。筆者の場合は少し特殊ですので同じとは言えませんが。。。筆者は十数年間の接客販売の経験を投げ捨て異業種を受けまくったことがあります。それも何十社も。数えきれません、本当に。多分５０社は履歴書を送りました。結果はどうだったでしょう。書類選考で落ちました。ほとんど。一次面接に進めたのは実に3社のみ。その3社も一次面接で落ちました。接客販売の経験が長いほど、このような傾向が強いと思われます。
ラグジュアリーブランド販売員の転職におすすめのエージェント厳選4社
仮にあなたが、今のブランドでのキャリアではなく、転職をして他のブランドでのキャリアアップを目指すことを選択したのなら、まずやることがあります。それはラグジュアリーブランド販売員の転職に強いエージェントに登録すること。それがキャリアアップの第一歩です。ここではラグジュアリーブランドに強いエージェント厳選4社をご紹介します。
CREDENCE（クリーデンス）
CREDENCE（クリーデンス）は転職サイト「doda」や派遣サービス「テンプスタッフ」などを展開しているパーソルキャリア（株）が運営しているアパレル・ファッション業界に特化したエージェントです。ラグジュアリーブランドに限定はしていないものの、ファッション業界の求人を多数保有しています。
ラグジュアリーブランドはもちろん、大手アパレルからセレクトショップ、コスメやスポーツブランドまで幅広く扱う求人企業数はなんと約3,600社！ラグジュアリーブランド出身のアドバイザーも在籍していて頼りになります。転職を決めたなら最初に登録するべきエージェントです。
CREDENCE（クリーデンス）公式サイトAzure&Co.（アズール＆カンパニー）
Azure&Co.（アズール＆カンパニー）は高級消費財に特化したエージェントです。アパレルやもちろん外資系ラグジュアリーブランドの販売職の求人も多く所有しています。経験やスキルがあってキャリアアップしたい人には特におすすめです。なぜなら、アズール＆カンパニーは創業して20年、ラグジュアリーブランドとの付き合いも長く、有名どころのブランドとはほぼ取り引きがあるからです。企業側からの信頼も厚いと言えます。
業界ごとに専任のコンサルタントを配置しており、その業界の知識や情報が豊富です。登録した人のことをしっかり理解してマッチングを目指すため面談にたっぷり時間をとります。また経験スキルを見極めて上位のポジションの求人を紹介してくれることもあります。筆者も一度アズール＆カンパニーでお世話になったことがあります。ラグジュアリー業界の転職を考えている人にとっては必須のエージェントです。
elan（エラン）
elan（エラン）はアパレル・ファッション業界に特化した転職、派遣のエージェントです。ラグジュアリーブランドの求人も多く、特にやはりファッションブランド系の求人が得意な印象です。1995年創業で30年近い実績があり、取引先からも信頼が厚く、特に首都圏や関西圏では鮮度が高い数多くの求人を扱っています。
また、店長や販売員など店舗系の求人が半数以上と、ラグジュアリーブランドの販売員の転職にはもってこいのエージェントです。サイトも店舗系など職種から、希望勤務地からなど求人情報を探しやすく、まずは登録をして希望ブランドの求人を探しましょう。
iDA（アイディーエー）
iDA（アイディーエー）は業界最大級の約15,000件の求人を常時扱っており、取引先ブランドも5,000と自分の希望のブランドの求人を扱っている可能性が非常に高いです。元々は人材派遣会社でラグジュアリーブランドへの派遣が強く、多くのブランドでクリスマスの繁忙期の販売応援スタッフを派遣しています。そのためラグジュアリーブランドとのパイプも強く、正社員での転職案件も数多く扱っています。筆者も店長時代は販売応援の方の派遣でお世話になりました。
特徴は幅広い求人案件。ほとんど全てのブランドと取引をしていると言っても過言ではないため、一度登録をしてどのようなブランドの求人を扱っているのかを確認するのも良いでしょう。また全国に22拠点あり、北海道から沖縄まで幅広いエリアをカバーしています。どこに住んでいても手厚いサポートを受けることができます。
iDA（アイディーエー）公式サイト
以上、ラグジュアリーブランド販売職の転職に強いエージェント厳選4社をご紹介しました。エージェントやコンサルタントとの相性もありますし、何より自身の希望するブランドの求人案件を持っているかどうかもエージェントによります。エージェントの登録は無料なので、まずは転職活動の第一歩としてエージェントへの登録をしましょう。
自分のキャリアを未来を切り拓く
以上、ラグジュアリーブランドの販売員のキャリアアップについての記事でした。どこの会社も同じかもしれませんが、昇進には運の要素も強くまたコネや忖度など社内政治に上手く付き合うことも必要です。しかし、実力に見合う評価をもらえないなどキャリアに迷った時には。視野を広げ他のブランドの研究をしてみるのも良いでしょう。そん結果今の会社の意外な良い部分も見えてくるかもしれませんし、やはり転職を決意するかもしれません。言えることは転職活動をすること自体にリスクはない、ということです。まずは転職活動の最初の一歩、エージェントへの登録を済ませ、活動をスタートしより良いキャリア形成をしていきましょう。この記事がそのための一助になると嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました！